初めて出会う作品(現代美術)は「作者が何をしようとしているのか」分からなくて戸惑うことがよくある。
第一印象も大事だが「初見での判断は禁物」である。できたら四回は鑑賞してほしい。
ささやかな「点」にすぎなかったものが、もう一度見ると「線」になり、三回目で「面」になる。
四回目には作者像が立体的に立ち上がってくる。(島敦彦・中日新聞2019.2.18「紙つぶて」)
初体面の人との出会いも同じ。対話をしていくなかで(行動、考え方に接する(観察する)うちに)その人の物差し、バックボーンが見えてくる。