月々の会計処理で科目残高がマイナスとなることは基本的にありえない(唯一の例外は当座預金残高を上回る小切手を発行し未取立が発生した場合 のみである。)たとえば現金出納帳がマイナスとなるのは入金取引の記載もれ、もしくは領収書の支払日で出金処理をするからであり、金庫番(現 金管理者)の現金出納帳がマイナスとなることはない(金庫番は手持ち現金が領収書持参額(出金申出者が一時立替払)に満たない場合は精算を翌 日回しとする(領収書の日付より後の日付で出金処理をする)のであってマイナスとなることはない。残高0円までである。)また、社会保険料の 社員負担分を法定福利費のマイナス処理という便法を採用していると社会保険料支払の期ズレ(月末休日による翌月支払)でマイナスが発生する。 月次処理に決算月の手間はかけられないものの、未払計上して勘定科目残高の適性化を心がけよ。