今だけ?(クエスチョンマーク)金だけ?(クエスチョンマーク)自分だけ?(クエスチョンマーク)それって何時(いつ)まで続けるの?(クエスチョンマーク)

目先の利益と保身しか目に入らない人が多い。

「今だけ、金だけ、自分だけ」に慣れてしまい、狭量な自分に心が痛むが、仕方がないと言い聞かせている自分を発見する。

人類は長い未来のことを考えて欲望を抑え、損得勘定だけで物事を決せず、利他心をも併せ持つことによって生き延びてきた。

「今だけ、金だけ、自分だけ」では先行き危ない。

ちょっとだけ立ち止まって、さて自分は、その思い(今だけ、金だけ、自分だけ)にとらわれていないかどうか。

「自分の今」を思い返す時聞を持ってみてはいかがだろうか。
(池内 了(2025.10.11中日新聞)より「今だけ・・フレーズ出典は鈴木宣弘「食の戦争」文春新書、池田整治『今、「国を守る」ということ』PHP)