保険の仕組みは海商法(海上保険)から始まった

商法は、諸々の海事法規(海商法)の中から、その商事的なものを一編として法典中に採り入れたのが最初だったといわれる(1807年ナポレオン商法典)

航海で生じる海上危険(暴風雨などの自然災害、衝突による難破・沈没、海賊などの人災等)のリスク分散として海上保険が生みだされ、ロンドンの大火(1666年)を契機に火災保険、さらに生命保険が誕生する。

海商法は商法典の「淵源(えんげん・ことのはじまり)」。

商法を学ぶものは海商法をはじめに学習すべきである(長谷川雄一:所長の恩師)

そして、納税者に経済負担を求める税法の淵源は「担税力」である。